アニメを随筆してみること 2
随筆のいいところは、評論や批評とは違って、その流れや内容そのものが破綻していても構わない、というところです。つれづれなるままに書くからこそ、何かが残ったり何かが生まれたりします。首尾一貫してなくてもいいということは、主題についてもそうですが、自分自身に対して一貫していなくてもいいということで。
とすると、自分の感じたこと・思ったこと・書いたことに対して、すぐさま自分でつっこみを入れたって構わないわけです。こう考えたのだけれど、いや待てそれは違うだろオレ――という思考の流れをそのまま追いかけながら書くことだってできます。
嬉々としてアニメにつっこんでもいいのだけれど、それよりかつっこむ自分につっこんだ方が、もっと深くアニメへつっこみを入れられるんじゃないの、ということで。
随筆におけるつっこみでも、どこか高みに立っちゃうようなところがありますよね。そういうのを解消するためにも、自分→アニメ→自分→アニメと、ぐるぐるとつっこみながら最終的にどこかへ着地できれば、それなりに面白い随筆などが書けるのかもしれません。
でも、自分の書いたものに関して言えば、筆がだらだらしすぎたかも。
(つづく)