田中清代［文・絵］『小さいイーダちゃんの花』発売中！

ブログのお客さんも平常時に戻ってひっそりしてきたところで、私の手がけた書籍などで最近発売になったものをご紹介。

小さいイーダちゃんの花―田中清代のアンデルセン童話 (田中清代のアンデルセン童話 1)

まずは田中清代さまの文・絵になるアンデルセン童話『小さいイーダちゃんの花』。私はデンマーク語解釈のお手伝いを致しました。ちなみに絵本のなかでは触れてませんが、底本はデンマークのGyldendal社から出ているH.C.Andersen, Samlede Eventyr og Historierです。英語風に言うとComplete Tales and Storiesでしょうか。

田中清代さま（ホームページ）は定期的にアンデルセンを題材にした個展を開かれている画家・絵本作家さんで、今回の本はこの冬の個展とコラボレーションするような形で生まれました。今年は2009年11月9日(月)〜11月21日(土)の期間、東京は銀座のギャラリー福山さんで開催されます。

ホームページのギャラリーを見てもわかる通り、田中さまの作品は銅版画による繊細なタッチを特徴にしておりまして、どこかアンデルセンの弱さ脆さ儚さといったものに重なるようなところがあります。よろしければ、ぜひどうぞ。