Baker Street Bakery > パン焼き日誌

ある翻訳家・翻訳研究者のサービス残業的な場末のブログ。更新放置気味。実際にパンは焼いてません、あしからず。

参考書の例文に採用されました

このたび、拙訳『あのときの王子くん』が、中国で出版された日本語IME入力を学習するための参考書『一学就会――日文電脳輸入実用操作』(南開大学出版社刊)に、入力用例文として採用されました! 編集に携わった天津科技大学のみなさま、どうもお世話になりました、ありがとうございます。

採録していただいたのは章にして3つほど、ページにすると5ページほどです。もし日本で購入したいという方がいらっしゃいましたら、ネット経由ですと私がいつも利用している『書虫』さんや『東方書店』さんから輸入できることかと思います。

そういえば、ややこしいですが中国語では「入力」を「輸入」と書くんですよね、「インプット」の意味で。モノを輸入するときは「進口」でしょうか、確か。そして輸出は「出口」でしたかね。言葉の近しい国ほど翻訳が逆説的に難しいということでもあります。

自分の文章で日本語を学んでいただけるというのは、望外の幸せです。願わくは、両国の友好に少しでも役に立てれば、嬉しく思います。