ブリタニカ百科事典・第十一版
せっかくなので、引き続きパブリックドメインの話でも。
最近、研究のためにシャーロック・ホームズみたいに自分用のインデックスを作って、事項を整理しているのですが、そのときの元データとしてよく使うのが現在パブリックドメインになっている『ブリタニカ百科事典・第十一版』です。
いかんせん古い時代の外国のことをやっていたりするので、こういう古い事典がとりわけ役立ちます。古いこと(古い人)はあんまり最近のものには載っていなかったりしますからね。あと比較的コンパクトにまとまっていて、電子データとして扱えるのも強みです。
基本的には、検索して該当項目を探して、自分のインデックスに項目を立てて、ラベル用に要約をつけて、元データの全文を保存して……というふうにやっているのですが、ここでも見付からないものがあると、グーグルのブック検索やECCO(大学用の古書籍データベース)でさらに古い辞書事典を引っ張ってきて保存します。本格的なデータベースを構築しているわけではないので雑ですが、研究の便宜としてはこれである程度の用が足ります。(もちろん最新のことも紙のもので調べますが)
下手すると、今やマイナーな人物や事項を調べるときは、紙よりもインターネットの方が早くて確実だったりしますからね……たまに図書館じゅうの事典を串刺し検索したくなる衝動に駆られる……