Baker Street Bakery > パン焼き日誌

ある翻訳家・翻訳研究者のサービス残業的な場末のブログ。更新放置気味。実際にパンは焼いてません、あしからず。

初音ミクと教育用小説

何を隠そう(とは言っても親しい人はみんな知ってます)、私は初音ミク発売3日後あたりから毎日初音ミクの新曲を欠かさずフォローしているミク廃で(24時間ぶっつづけで聞いたことがある)、ことあるごとにミクと何かしら絡めないかと悶々としているのですが(芸術的意味で)、ある種のミクの二次創作的あり方として、何かの小説作品のテーマ曲を勝手に歌ったり作ったりするというのがありますよね。

たとえば、ラノベだと最近では『アクセルワールド』をモチーフにした曲なんかがあって。
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アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

でもちょっと面白いのは、ラノベだけじゃなくて、主流からちょっと離れた教育用小説をモチーフにしたものがあること。結城浩さんの『数学ガール』は、高校〜大学レベルの数学に楽しく触れられる小説ですが、初音ミクによる二次創作のうたがニコニコ動画にいくつかあります。
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数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

あるいは、『ミラクル古文単語396』所収の「Love songは歌えない」(こっちは公式!?)。
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ミラクル古文単語396 (大学JUKEN新書)

ミラクル古文単語396 (大学JUKEN新書)

こうなってくると「誰か柏木達彦シリーズでは作らないのか!」などと思ったりもするのですが、やっぱり萌えがないからだめなのでしょうか。単行本時から結構な人気があって、最近は文庫本にもなったよ!と元読者のひとりとして宣伝してみる。

私も言語哲学か英語か翻訳を題材に教育用小説を書いて、曲を誰かに作ってもらうべきでしょうか。そうすれば初音ミク(もしくは巡音ルカさま)と絡めたりするのでしょうか。ミュージカル版アリスの譜面が手に入ったら初音ミクにうたってもらおうと思っていたのですが、結局譜面の入手が実現しなかったので出来ずじまいでした。み、ミク廃にあるまじきっ……!

そういえば、初音ミクの3Dアニメ紹介記事を今はぽしゃってしまった企画用に書いたことがあるのですが、近いうちにリサイクルしようかな。うう〜む。