Baker Street Bakery > パン焼き日誌

ある翻訳家・翻訳研究者のサービス残業的な場末のブログ。更新放置気味。実際にパンは焼いてません、あしからず。

mixiモバイルアプリ「青空文庫」

なるものが近頃登場して、何やらたいへんな人気らしいという話を小耳に挟みました(当該メーカの開発ブログ)。

同様の携帯向けサービスは色々あったのですが、これを「mixiのなかでやった」というのが勝因なのでしょうね。どう言ったらいいんでしょうか、今までは列車に乗って大きな町に行くと書店はあるけど、そこまでするのは面倒……という状況のなかで、ごくごく近所に大きな書店ができたので、みんなが立ち寄っている、というイメージでしょうか。

毎度のことではありますが、こういうサービスが始まったときに私が思うのは、「青空文庫にある私の翻訳も同じように使ってくれて構わないのになあ……」ということだったりします(笑)。せっかく青空文庫の他作品と同様に使ってもらえるようクリエイティブコモンズライセンスつけてるんですから、「あのときの王子くん」等々、もうちょっと積極的に(貪欲に)活用してくれないかな……と思ったりしないでもありません。(いつも仲間はずれにされるのでちょっとすねている。)

これが成功したとなると、mixi内での小説配信サービス(ケータイ小説執筆閲覧サービス)も割とありえてくるのかも、とケータイ小説家になってしまった身としては気になるものでもあります。